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こんにちは、螢月店長の牛山です。
このブログでは、新入荷の日本酒、料理や
螢月ニュースをどんどんと皆さんにお伝えしていきたいと思っていますので、お楽しみに。

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2010年1月15日 (金)

醗酵食品の魅力 その2

こんにちは、醗酵職人こと、料理長の米山です。

前回に引き続き『醗酵食品』についてお話させていただきます。

『人』と『醗酵食品』とは、切っても切れない関係でした。

もとは、保存食として、塩漬けにしたり糠漬けにしたりしていたものが、
風味や旨味がまして、気がつくと酒飲みにとってなんとも言えない素晴らしいお友になったのだと思います。

ここがポイント・・・醗酵の凄いところ
醗酵によって、もともとの原料よりも『旨味成分』・『栄養価』・『保存期間』が著しく向上します。


そして、もう一つの問題が・・・
『醗酵』に近い現象に『腐敗』があります。

『醗酵』も『腐敗』も微生物の力によって行われます。その時の温度や湿度など微妙な環境の変化によって『醗酵』と『腐敗』に分かれます。

よく『牛肉は、腐りかけが美味しい』と言いますが、この『腐りかけ=醗酵』なので、この境目は、きっと人それぞれなんだと思います。

そして、人それぞれと言えば、『醗酵食品』に欠かせない魅力の一つが、
『匂い』です。

世界各地にある『臭い食べ物』のほとんどが、『醗酵食品』なのです。
例えば・・・シュールストレミング、ホンオフェ、キビヤック、くさや、鮒寿司などなど・・

それぞれの詳しい作り方は、調べて下さい。きっとシビレますよ。


どうですか??一度は、食べて見たいと思ったはずです。


残念ながら、螢月ではお出しできませんので悪しからず・・・

2010年1月 9日 (土)

醗酵食品の魅力 その1

明けましておめでとうございます。

日本酒の『酒肴(あて)』を考えながら日本酒を飲んでいる日本酒料理人の米山です。

螢月に入った頃は、味わいたっぷりの生原酒を好きで飲んでましたが、
最近では、うっしー店長の影響か?肌寒くなってきたからなのか、
お燗のお酒の美味しさに魅了されています。
しかし、休日に家での晩酌は、お燗をつけると余り上手くいかないので、
冷酒か常温でガッツリとグビグビと飲んでます。

『酒バカ』うっしー店長と飲むと話題は、『料理とお酒の相性(食べ合わせ)』になってしまい、ゆっくりと飲ませてくれないんです。

『この料理には、このお酒』、『このお酒には、こんな料理が合う』など・・・・。たまには、ゆっくりと飲ませろangry・・・なんて思いつつ・・

スタッフみんなで飲みに行った時だって、テーブルに料理を並べて、それぞれ別々に注文した日本酒を飲み回して食べ合わせの勉強なんてしたり、どう見ても『同業者』ばればれのチーム螢月なのです。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は『醗酵食品』についてお話させて
いただきたいと思っています。

『醗酵食品』と聞いて何を思い浮かべますか?????

身近な食材では、納豆・チーズ・キムチ・漬け物・塩辛・パンなど・・

調味料としては、味噌・醤油・魚醤(いしる・ナンプラーなど)・醤(豆板醤・XO醤など)・みりん

魚の発酵食品では、くさや・へしこ・鮒寿司・アンチョビなどなど・・

ご家庭の冷蔵庫の中や台所の棚の中を探せば何かしらの醗酵食品が見つかると思います。

では、この『醗酵』を説明すると、まず欠かせないのが微生物(菌)です。
この菌は、人気漫画の主人公でもない限り、肉眼では見る事の出来ない極小さな生物で我々の生活に役立つものとそうでないものに分かれます。

発酵食品に関わる代表的な微生物(菌)に、乳酸菌・麹菌・酵母菌・酢酸菌・納豆菌などがあります。

『醗酵』には、顕微鏡でしか見ることのできない微生物が大きく関わっています。

この微生物および酵素によって、食材(原料)に含まれる、糖分や澱粉質・蛋白質などを分解し・新たな成分を作り上げます。
この『代謝活動』が『醗酵』なのです。

もっとわかりやすくいうと、微生物の力によって、もとの食材にはない美味しさや、有効成分を加えて栄養価を高くしたものが「醗酵食品」なのです。

牛乳を乳酸機によって発酵させたチーズや、大豆を納豆菌によって発酵させた納豆などは、素材が本来もっていない風味と栄養成分を数多く含んだ醗酵食品の傑作なのでは・・と思っています。

              ではでは、次回に続きます。

2009年8月22日 (土)

夏には夏の肴を その3

こんにちは、螢月料理長の米山です。


螢月は今日から営業再開!!
店内の改装工事も無事終了し、
より皆様に寛いで頂けるお店に生まれ変わりました。

出勤したスタッフも、思わず

「おおおっっっ!!」

と、感嘆の声が上がるほど、素敵な空間。
是非遊びに来て頂きたい、と思いつつ本題へ・・・


皆さんいかがお過ごしでしょうか。
まだまだ毎日暑いですが、夏バテなんてしていませんか?

毎年の事ですが、チーム螢月は(約1名を除いて)夏バテ知らず!!
それと言うのも、暑さに負けないパワフルな料理を食べているから。
いや~、本当に螢月の面々はよく食べます。

特に夏になると、パンチの効いた味付けの料理や、
ボリューム満点の揚げ物などが、賄いでよく登場。
そう聞くとカロリーが気になるところですが、
よく食べて、思いっきり仕事で消費。
理想的なサイクルで、毎日を過ごしています。

さて、今回の『夏酒×夏肴』企画でも、
揚げ物・味わいしっかりの料理を、合わせてご用意しています。


こういった料理にうっしー店長のお奨めは、
今注目を集めている発泡・活性タイプのお酒

いわゆる『スパークリング酒』ですね。

スパークリングの泡が、口の中で弾ける感じが、
コッテリとした味わいや、揚げ物の油を、
すっきりと流してくれる。とても相性のいい組み合わせです。

今回うっしー店長が選んだお酒は、遊び心溢れるこの三種。

◎和歌山県 雑賀『BEER YEAST』スパークリング純米吟醸
◎埼玉県 琵琶のさゝ浪『すてきなさざなみ』純米生酒
◎山口県 東洋美人『ハイビスカス娘』純米吟醸微発泡


そして、合わせるお料理としましては・・・



○『豚バラ肉アラレ揚げ』

去年も好評だったアラレ揚げ、
今年も再びの登場です。

じっくり蒸し上げた豚バラ肉は、
揚げても驚くほどしっとり柔らか。
脂の甘味とコクが、口に広がります。


香ばしいアラレ衣の、
かりっとした食感が、程よいアクセントに。

自家製ポン酢を付けて食べれば、
よりさっぱりと風味豊かに味わって頂けます。



○『牛すじの煮込み』

コラーゲンたっぷりの牛スジを、
とろとろになるまでじっくりと煮込みました。

西京味噌ベースで甘く優しく、
どこまでも深い味わい。

通年お出ししている牛すじの煮込みですが、
発泡酒との相性は抜群。

女性ファンも多い人気メニューです。



○『夏野菜の天麩羅』

夏の時季の野菜は、油と相性のいい物が多く、
天麩羅と言うシンプルな調理法は、
夏野菜の美味しさを最大限に引き出すのに、
最も適した調理法の一つだと思います。

写真は伏見唐辛子・茗荷・茄子と定番ですが、
ちょっと珍しいところでは、
パプリカやズッキーニなども。
毎日の入荷次第で、その日一番よい物を、
揚げたてでご提供致します。

かりっとした衣の食感と、甘味が詰まった夏野菜。
是非ご賞味あれ!!


・・・と、駆け足でのご紹介となりましたが、
『夏肴』ご紹介シリーズ、お楽しみ頂けたでしょうか?

夏ならではの味わいと、この時季だけのお酒のマリアージュ。

是非新生螢月にて、心行くまでご堪能下さい。

ご来店、心よりお待ちしております・・・

2009年8月 3日 (月)

夏には夏の肴を その2

こんにちは、螢月料理長、米山です。

今日も、『夏酒×夏肴』について、ご紹介致します。


前回の第一弾では、スッキリ爽快なお酒、
『爽快酒』に合わせたお料理を紹介しましたが、
今回のお酒は、旨味とキレを持ち合わせた、食中酒タイプ

『旨辛酒』
◎福井県 早瀬浦『極辛』山廃純米
◎宮城県 愛宕の松『ひと夏の恋』純米吟醸
◎静岡県 開運 純米吟醸生酒

旨味がありながら、キレ・酸でしっかりと輪郭を無し、
味の深い料理にも負けず、かつ寄り添える・・・

食事と共に楽しむのに、最適なタイプと言えます。

そこで、こんな料理を考えてみました。


○『鱧ふわふわ』

名前を聞いただけだと、
何の事だか分りませんね(笑)

鱧の身をすり身にして、
香ばしく炙った皮を混ぜ込み、
ハンペン状に。

鰹出汁で炊いて、小鍋に仕立てました。

出汁を含んだハンペンは、
口に含むとしっかりとした旨味。
鱧の香りが移った出汁も、絶妙の味わい。

水菜のシャキシャキした食感が、良いアクセントになります。



○『干し鮎の焼浸し』

風干しにする事で、旨味が凝縮した鮎。
香ばしく炙った後、温かい地に浸します。

表面はしっとりとした食感も感じられ、
ぎゅっと噛みしめた時の鮎独特の味わいが、
なんともクセになる一品。

リピーターの方も多く、
こちらも嬉しい限りです。


○『長芋の酒盗焼き』

シャキシャキとした軽やかな食感が、
歯に舌に嬉しい長芋。

しかし火を通すと、ほっこりとした食感に変身。

直火で炙った外はほっこり、中はしゃっきり。

酒盗のしっかりとした風味が、
長芋の甘味と相性抜群。

思わず盃に手が伸びる、
そんな味わいの一品です。

いかがでしょう、『味わいとキレ』の食中酒に合わせた、
個性豊かな三皿です。
この辺りは正に、螢月の得意分野。自信を持ってお奨め致します。
是非是非、ご賞味くださいませ。


さて、次回はいよいよ最終回。
暑い夏に負けない、スタミナ料理の登場です。

こちらもまた是非是非、お楽しみに・・・

2009年7月30日 (木)

米山大将が・・・!!

いや~、sun暑いsign03
sun暑すぎでしょsign02

って事で、ヒガシですbleah

今日のお得情報は??

『米山大将の優しさ満点の一品』です。

いやさっきね、
大将に聞いたの、
「めっちゃ暑いですけど、今日の一品は何ですか?」って。

そしたらね、
ニヤリsmile
ってして、「コレだよ!!」
とだしてくれたんです。

「こ、これはなぞなもし?」と、
聞いてみたところ、

夏のお魚の代表選手、
鱧(はも)のアラを使い、
じっくり煮込んで出汁をとったもの。
それをゼラチンでゼリー状にします。

その上に、先ほどの出汁に
梅肉を合わせ、さらにゼリーをつくります。
2つを重ね、オクラ・じゅん菜・鱧の卵を飾れば出来上がりheart04

その名も、
『祇園』!!

なぜこの名前なのかを聞くと、ちゃんと意味があるみたいhappy01
詳しくは、ご来店時に大将に聞いてねwink


そんで、コレその『祇園』です
         downwardrightdownwardright

どうですか?
みなさんsign03
コレを食べて、
今日という暑さを乗り越えちゃってくださいsign03happy02

因みに数量限定ですのでお早めにお願いしますhorse

それでは、ご来店お待ちしております~lovely

ばいぶ→pig


2009年7月29日 (水)

夏には夏の酒肴を

じりじりと日差しが照りつけ、まさに夏本番といった感じですね。

大変ご無沙汰しておりました。料理長の米山です。

本日は、今夏の企画『夏酒×夏肴』。
その料理について、ご紹介させて頂こうと思い、
久しぶりの登場と相成りました。


さてさて。


今年の夏酒企画、店長がセレクトしたお酒も個性豊かな面々。
企画の度に朝まで盃を傾けつつ、

あーでもないこーでもない

と言い合うのはいつもの事なのですが(笑)、
そのおかげか、今回は良い企画が出来ていると思います。

初日の今日は、うっしー店長セレクトのお酒の中でも、
スッキリ爽快な飲み口のお酒に合うお料理のご紹介。

今回、この『爽快酒』としてうっしー店長が選んだのは、

◎福井県 白岳仙『吟生』吟醸生酒
◎広島県 宝剣『涼香吟醸』吟醸酒
◎三重県 三重錦『涼純』純米酒

の三種類。
どれもそれぞれ、飲み口や切れ味、香りや透明感のある旨味など、
個性的な『爽快酒』の面々。やるな、うっしー。

すっきりとした、飲み易い印象のお酒なので、
一杯目のお酒としてももってこいです。

この様なお酒に合うのは、あっさりとしつつ素材の味わいを感じる、
シンプルかつ優しい、こんなお料理はいかがでしょうか・・・


○『鱧落とし 梅肉醤油添え』


骨切りした鱧を湯引きし、
旨味を閉じ込めつつ、
しっとりとした食感に。

定番の土佐醤油もよいですが、
爽やかな梅肉醤油で・・・

こちらもお奨めです。


○『夏野菜盛り合せ』

もろきゅう、エシャレット、
水茄子、谷中生姜と、
夏が旬の野菜の盛り合せ。

特製の合わせ味噌の奥深い味わいも良し、
シンプルに塩で頂くも良し。

夏野菜の持つ、
爽やかながら力強い味わいを、
ダイレクトに感じられる一品です。


○『焼茄子』

もはや夏肴の定番ですね。
自家火で焼き上げた茄子を、
鰹出汁ベースの地に漬け込み、
冷製に仕立てました。

フワリと香る鰹出汁の風味が、
瑞々しい茄子の甘さを、
さらに引き立ててくれます。

余談ですが、茄子には体の熱をとってくれる作用も。
夏バテの時にも、食べ易く嬉しい一皿です。


いやいや・・・

久しぶりにブログを書いてみたら、随分と長くなってしまいました(汗)

本日はこの辺りで。続きは次回にしたいと思います。

どうぞ、お楽しみに・・・

2009年4月23日 (木)

沼津港より・・・・

お久しぶりです。料理長の米山です。

なかなか登場しなくてスイマセン・・・不精なもので・・・。

すっかり暖かくなり、春から初夏へと移り変わろうとしていますね。

献立を考える時やお奨めのメニューを考えるときには、
まず大事なのが『』ですね。

今の時期では、『生桜海老』に『山菜』、
カツオ』に『』が春を代表する食材ですね。

この旬の食材を最大限に活かし、そして『日本酒』との相性を考えるのが、
螢月の料理長としての、力の見せ所なのです。

もちろんそのために、うっしー店長やスタッフみんなで『食べ合わせ会議』や
勉強会などもよく行っています。

気付いたらただの『飲み会』になっているなんてことも・・・・。

お互いの良い所を伸ばし、足りない所を補う

私の考える食べ合わせのイメージは、こんな感じでしょうか???

うっしー店長曰く、食べ合わせは
相乗』、『平行』、『反発』の三種類だそうです。

お互いが引き立ちそして、含むと口の中に幸せを感じる事が『相乗』

食べて飲んだときに特に嫌な刺激がなくスーッと流れるのが『平行』

苦味や渋みやボリューム感など嫌な要素が現れるのが『反発』

もちろん我々、チーム螢月が目指すのは『相乗』です。

よくワインの世界で『マリアージュ-結婚』なんて言葉を使いますが、
もちろん日本酒でもこの『マリアージュ』を楽しめますので、
どうぞ一度お試しにいらして下さい。カウンターでお待ちしております。


本題と話が反れてしまってスイマセンが、
沼津港から新鮮な魚介が
届きましたので、
ご報告したかったのです。

本日、獲れたばかりなので、
ぴっちぴちですよ。


届いたのは、
『金目鯛』、
『カサゴ』、
『黒ムツ』、
『でんでん』
『紋甲烏賊』、
『ヤリイカ』
そして『サザエ』でした。



これだけの魚が一度に届くと、
板前として血が滾りますね。


どんなお酒と相性が良いか、
今夜も勉強会をしなくちゃと思ってます。

2008年12月 5日 (金)

日々是精進

こんにちは、米山です!!

連続の登場で、少々舞い上がっておりますが・・・
本日は、『日本古来より受け継がれてきた酒肴』について。

それでは、早速行ってみましょう!!

こちらは、
自家製スモークの盛り合わせ」。
燻製は、日本人の家庭特有の、
囲炉裏」から生まれた保存法。
先人の生活の知恵が生んだ妙味です。

家の中に吊るして、乾燥させた野菜や魚。
それらが、囲炉裏から出る煙に燻され、
独特の風味を帯びたと言うのが、
日本の燻製の発祥と、
言われています。

ま、この辺は、
依然グッサンが詳しく書いてくれているので、
downwardleftdownwardleftdownwardleftコチラをどうぞ
スモーキン・ブギ


今回盛り合わせたのは、
牡蠣・寒鯖・古白鶏・チーズ。

桜のチップが醸す薫香は、
食材の持つ味わいや癖を、
よりマイルドに引き立ててくれます。

さて、お酒を呑んでいると、
塩味の強い物が欲しくなります。


それは、お酒の持つ利尿効果で、水分と共に塩分が体外に排出され、
体が自動的に、ミネラルバランスをとろうとすると言う、
生物学的根拠が有りますが・・・


単に酔っ払っちゃって、味を感じにくくなってるから、と言う説も(笑)

酒肴盛り合わせ

唐墨、烏賊塩辛、鰹酒盗・・・

どれも塩分が強く、
昔から、珍味として重用されて来ました。

食材に塩を加えると、
浸透圧で水分が抜け、
保存性が良くなります。

江戸時代には、地方の特産品が、
年貢として、幕府に納められていた為、
生の食材も、長い距離を移動させる必要がありました。

つまりこれも、
先人の知恵が生んだ、伝統の味わい。

さて、『酒肴=珍味
と連想する方、多いと思います。

もちろん、そのまま食べても、

お酒の共として、
十分美味しいのですが・・・

今回、一手間加えて、
全く違う素材とあわせてみました。

そう、チーズです。

ヨーロッパ諸国に於いて、
ワインとチーズは、
切っても切れない、重要な関係。

いわば、チーズと言うのは、
ヨーロッパにおける、
酒肴の王様

「和」と「洋」の酒肴。
その代表者達を合わせてみると、
ホントにもう・・・
驚くほど、マイルドな風味になりました。

それでいて、存在感も十分。
熱燗や、
秘蔵酒・熟成酒などに合わせると、
お互いの味わいが、
更に深いものに感じられるから、
不思議です。

常連の酒豪のお客様方々にも、
〆の一品として、人気が有ります。


そして、酒肴は、別に食べ物に限った話ではなく、
お酒の共になるものなら、なんでも酒肴になるんです。

例えば、春なら桜、夏なら海、秋なら月、冬なら雪・・・
ご近所の噂話や、素晴らしい音楽や美術品なんてのも、
酒肴と呼ぶに相応しいのではないでしょうか?

まぁ、残念ながら螢月には、そんな雅で乙な飲み方をする人間は、
存在しない、ってのが実情なんですが(笑)

しかし、我々板前の仕事も、実は酒肴になりえるのです。
ビッと決まったいい仕事をして、見ているお客様の目を楽しませる。
そして、舌では美味しい料理とお酒を楽しんで頂く。

そんな仕事を目指し、これからも日々精進したい、米山でした。

2008年12月 4日 (木)

お酒と肴の、熱~い『燗』係

こんにちは、米山です。

「日本酒」と「料理」を、芯に据えた弊店『螢月』。

料理長としては、
より美味しい料理を追求し、
お出しするのは勿論の事。

更に求めるのは、
お酒に合う料理』。
これが自分の中での、
料理の重要な要素となっています。


その結果、毎晩のようにうっしー店長と、
「あーでもない、こーでもない」と話し合いながら、
杯を傾けているわけなのですが(笑)、
飲むのは、もちろん日本酒。


そんな中でも、最近呑むのは、
やはり「燗酒」が多いんです。

燗酒を呑んでいると・・・
「ちょっと何か食べたいな~」なんて思うこと、
皆さん、おありになるのではないでしょうか?
僕とうっしー店長も、そうなんです。

日本酒は、冷蔵庫なんて無い時代から、
呑まれていたわけですから、
「常温」か「燗酒」しかなかったわけですよね。


そこで本日は・・・

螢月の『酒肴』、お酒のおつまみについて。
その中でも、燗酒にピタッ!とハマる料理を、ご紹介します。


さて、そもそも「肴」と言うのは、おかずの事を指します
その頭に「酒」と付いている訳ですから、
「酒肴」とは、「お酒のための食べ物」と言う事になりますね。


お酒に合わせる料理の代表として、
いわゆる「旬の物」が上げられるでしょう。

螢月でも、この点に、特に力をいれています。

写真は、この数日一番人気の、
鱈白子」。

新鮮さが命の素材は、
やはりシンプルに仕立てます。
塩焼き、天麩羅、ポン酢仕立ての
3種類から、お好みの召し上がり方を、
選んで頂けます。

生でも頂ける新鮮な白子を、
さっと炙って、酢橘を搾って。
燗酒は、お酒の旨味・特徴を、
より深く引き出して、味わう飲み方です。
そこに、白子のとろける旨味。
香ばしさと、滑らかな食感。
そして、柑橘の爽やかな酸味。

全体の印象が丸みを帯びて、
なんとも幸せな気分に・・・
肴は炙った烏賊でいい♪けど、こちらもお勧めです(笑)

う~ん、この話になると、つい力が入って、長くなってしまいます・・・

次回は、日本で昔から受け継がれてきた、酒肴についても触れつつ、
書いてみたいと思います。お楽しみに!!


おお、初の2連チャンか!!と、
ちょっとオドオドしてしまう、米山でした。

2008年11月26日 (水)

マナー

こんにちは、料理長の米山です。
すっかりご無沙汰しておりましたが、皆様お変わりございませんか?
バスツアーレポートで、顔だけはお披露目させて頂いてるんですが(笑)

さてさて。
そう言えば、去年の今頃は、忘年会ネタを書いたなぁ、と、ふと思い出し、
今回も、忘年会ネタを一つ、お届けしたいと思います!

ちなみに去年のバックナンバー

ドンッ 2007年11月26日 「いよぉーっ、パンっ☆」

ドンッ 2007年12月16日 「無礼講」


年末にかけて、忘年会など宴席の機会が増える人も多いのでは?
螢月でも、忘年会のご予約・ご相談、絶賛受付中です。

取引先、また職場でのコミュニケーションを深める上で良い機会なんですが、
マナーを心得ていないと、恥をかいたり、せっかくのなごやかムードを
台無しにしてしまったりすることもあるでしょう。。。

そこで、今年も私米山が、押さえておくべきマナーの基本を
おさらいさせていただこうかと!


宴席でまず気をつけるべきは、席次
つまり、座席の順番です。

原則は、入り口から遠い席が上席で、入り口に近いほど下座になります。
和室では、床の間の前が、最も上位の席になります。

ただ、上座・下座ばかりにこだわっていると、

例えば・・・

上座ではないけど、庭など眺めの良さを楽しめる
とか
上座は一番奥の席だけど、長テーブルだと真ん中に座ってもらう方が、
皆と話しやすい
とか
そういうことってありませんか?

そんなときは、臨機応変に対応するべきだと思います。

なぜあえてその席をオススメしたのか、
理由を事前に説明すれば、席次の決まりを知らない、
というわけじゃないのは、先方にもお解りいただけると思いますしね。


次に、宴席で欠かせないのがお酌です!

日本には、お酒を酌み交わすことで心を交えるという文化があります。
ただし、お酒の種類や宴席の趣旨によって、決まりゴトは違うんですよ!

例えば、
日本酒をお猪口に注いでもらうときは、テーブルの上に置いたままでは
置き注ぎ」と言って、マナー違反になります。

反対に持ち上げてはいけないのが、ワイングラスの場合。

文化的な背景の違いによって、変わってくるんですね。
欧州では、伝統的にワインは給仕が立って、上から注ぐもの。
グラスを持ち上げると、ビンの位置を更に高くする必要があり、
不安定だし、プルプルでしょ?(笑)

レストランでは、基本的にはホールスタッフに任せるべきです。
それでもどうしてもワインで酌み交わしたいし、
何だかグラスを置いたままでは、横柄な気がしてならない
日本男児気質な貴方は、置いたグラスに手を添えて、
相手に敬意を表しましょう!


またビールの場合、本来はテーブルの上に置いたまま、
注いでもらうのですが、
いつの間にやら、おちょこと同じく、
グラスを持ち上げることが増えていますね。
持ち上げる場合には、両手で丁寧に持ち、謝意を表すようにしましょう。

ビールを注ぐ場合は、ビンのラベルを上にして持ちます。
右利きの人は、左手で注ぎ口の近くをしたから支え、
左手をテコの支点にしましょう。
注ぎ終わる直前に、ビンを少し回すと、ビールが注ぎ口から垂れにくいし、
なにより、カッコいいですよ(笑)
逆に、ビールがこぼれないように、ビンをグラスのふちにつけるのは、
避けましょう。

と長々書きましたが、
実は螢月では、ドレもコレもスタッフが行いますので、
「酌み交わし」希望の方は、出来ましたら事前のご予約時に、
その旨、お申し付け下さい。

今日ご紹介したのは、どれもちょっとしたマナーなのですが、
知っているのといないのでは、その差は歴然。
年の瀬に、せっかくなら、気持ちよい宴席を。
皆様、楽しい忘年会をお過ごし頂けますように・・・☆

螢月